美文字の書き方としての「へんよりつくりを下げる字」。へんに対して、つくりをいくぶん下げるよとによって美文字になる漢字の例と説明です。

 

へんとつくりの大きさを変えたり、へんとつくりの角度や高さを自在に変える事ができると、自分の想像で美文字を作り上げる事ができます。「へんよりつくりを下げる字」をマスターする事は、美文字の上級者への第一歩と言う事になります。

 

それでは、参考例を解説していきます。

 

 

 

『即』

 

『即』は、部首の「卩」を下げる事で美文字になります。また、作りの4画目を外側に沿ってあげる事で文字にシャープさが生まれます。

 

『印』

 

『印』は、部首の「卩」を下げる事で美文字になります。また、つくりの4画目を右上がりに書くとバランスが取れます。

 

『御』

 

『御』は、3等分する事で美文字になります。「卩」は、控えめに書く事で全体がまとまります。

 

『却』

 

『却』は、「卩」を下に書く事で美文字になります。「去」を右上がりに、「卩」は水平をイメージするとバランスが取れます。

 

『町』

 

『町』は、「田」を縦長にしすぎないように書き、「丁」を下に書く事で美文字になります。また、「田」を「丁」が包み込むイメージでバランスが取れます。