カタカナを美文字にする書き方は、漢字と近いと言えます。漢字と同様に、「とめ・はね・はらい」で文字が締ります。
現代で使われるカタカナは48文字しかないので、字形をしっかりと覚えてしまいましょう。ひらがなと同様に、はじめのうちに覚えてしまいましょう。
カタカナは謎の多い文字です。ひらがなは漢字の草書をさらに簡略化された文字であることがわかっています。しかし、カタカナに関してはどんな経緯で、誰が使い始めたかは、いくつか説があるだけでハッキリわかっていません。
カタカナのそれぞれの文字はもとになる漢字があり、各漢字の一部分を引用した事になっています。しかし、これはこじ付け的な感じがぬぐえません。下にもとになる漢字の表を貼りましたが、このほとんどは江戸時代に学者が適当に決めつけたものです。
その証拠に「なぜこのカタカナはこの漢字?」と思うものがたくさんあると思います。
ア【阿】イ【伊】ウ【宇】エ【江】オ【於】
カ【加】キ【幾】ク【久】ケ【介】コ【己】
サ【散】シ【之】ス【須】セ【世】ソ【曽】
タ【多】チ【千】ツ【川】テ【天】ト【止】
ナ【奈】ニ【仁】ヌ【奴】ネ【祢】ノ【乃】
ハ【八】ヒ【比】フ【不】ヘ【部】ホ【保】
マ【末】ミ【三】ム【牟】メ【女】モ【毛】
ヤ【也】ユ【由】ヨ【與】
ラ【良】リ【利】ル【流】レ【礼】ロ【呂】
ワ【和】ヰ【井】ヱ【恵】ヲ【乎】ン【尓】
個人的な推論ですが、カタカナは漢字伝来以前より日本に存在していたのではないでしょうか。いわゆる神代文字の一種です。
そして、カタカナのもとになったのは古代ヘブライ文字です。縄文時代に日本に渡り住んだ中東の人々が使っていたのではないかと思います。
そんなミステリアスなカタカナを楽しみながら学んでみてください。
カタカナを「ア」から「ン」まで書いている動画です。カタカナは漢字と同じように「とめ・はね・はらい」が大切で、画数の少ない感じだと思っていただけるといいでしょう。リラックスして軽く書くことを心がけてみてください。