結婚式の招待状の宛名書き、年賀状、ご祝儀袋、不祝儀袋、熨斗紙など、不意に筆文字が必要な際に、持っていると重宝する筆ペンをご紹介します。
今、筆ペンはたくさんの種類が販売されています。メーカーも様々、お値段も様々、書道家プロデュースもあります。これまで、興味本位で色々な筆ペンを試してきましたが、結局のところ落ち着いた3本をご紹介します。
今回ご紹介する3本は、『簡易毛筆』という視点で、あくまで『毛筆の代わり』として考えています。『サインペンを毛筆っぽく』とか『味のあるアート文字』とは別と考えてください。
やっぱり一番重宝するのは『ぺんてる筆ペン中字』です。穂先は毛(人造毛)でできていて、毛筆に近い文字を書く事ができます。しかも、最も一般的な筆ペンとも言えます。ロングセラーには理由があるって事ですね。
『ぺんてる筆ペン中字』は穂先が利くので(先が尖っている)、小さな字を書く事も可能です。しかし、手紙文や住所など、『ぺんてる筆ペン中字』では、小さな文字を書く事が難しいなら『ぺんてる筆ペン極細』がおすすめです。
もう1本持っていると重宝するのが『ぺんてる筆ペンうす墨』です。完全に葬儀用ですね。葬儀用品は準備していはいけないなんて言う地域もありますが、それは個々の考えにお任せします。
『ぺんてる筆ペンうす墨』は本当にスグレモノです。薄墨って普通に墨を磨って毛筆で書くと、思い切り滲んでしまうんです。ところが『ぺんてる筆ペンうす墨』は滲みません。熨斗袋は滲みやすい紙が多いので、本当に助かります。
結局3本ともに『ぺんてる』なのですが、他のメーカーの筆ペンも良いものがたくさんあります。もっと毛筆に近い書き味だったり、サインペンに近い書き味だったり。
僕が『ぺんてる』を愛用する最大の理由は『穂先』にあります。穂先の利きが、群を抜いて良いと感じます。穂先が利くと、細い線を書く事ができます。細い線が書けると、文字の細太(細い太い)を出せますし、小さな文字も書く事ができます。
とは言っても、人れぞれ好みがあるので、筆ペン自体に興味があれば、色々なメーカーの筆ペンを揃えて、書き比べてみてください。楽しいですよ~♪