筆ペンの持ち方と書き方をご紹介します。筆ペンを簡易毛筆として、毛筆の代用として筆文字を書く事を想定した場合の方法です。
あくまで筆文字を筆ペンで書く場合の持ち方と使い方なので、筆ペンで絵を描いたり、アート文字などを書く場合とは別だと考えてください。
筆ペンの持ち方は書道で言うところの単鉤法&提腕法がオススメです。簡単に言うと、基本は鉛筆と同じく親指・人差し指・中指で持ちますが、クイッっと筆を立てます。
ぎゅ~っと力を入れないようにします。また、筆を寝かせて書くと太い線になってしまいます。
筆はクイッと真っ直ぐに立てて使います。筆ペンも同様に紙に対して70~80度くらい立てます。僕は90度くらい立てた方が書き易く感じます。筆を立てることによって、細い線が出せやすくなります。という事は、文字が小さければ小さいほど筆は立てた方が良いと言う事です。
筆を手前に寝かせて書くと太い線になります。しかし、線質が一定になりませんので▲としています。また、毛先を痛めます。
筆を立てたまま、下に圧を掛ければ自然と太くなる、こちらが基本です。進行方向に対して毛先が後からついてくるので線質が一定になります。
細い線は筆を寝かせずに真っ直ぐ引きます。筆ペンの毛先は弾力が強いので、力を入れ無いで素直に引く事がポイントです。
直線の書き方は「トン・スー・トン」のリズムで書きます。いわゆる書道で言う三折法ですが、チャレンジしてみてください。
筆ペンで最も難しい事は、使いこなせるか否かです。書道の達人でも、慣れるまでは筆ペンは難しく感じるといいます。逆に使い慣れると筆ペンは弾力があるので、通常の毛筆よりも書き易く感じる人もいます。
筆ペンに慣れるためには書いてみるのが一番です。気合いを入れて練習するというよりも、気楽に落書きするつもりで書いてみてください。
筆ペン講座の選び方
筆ペンを本格的に学びたいなら通信講座がおすすめ。のし袋やのし紙、年賀状やお礼状、冠婚葬祭の芳名帳や式辞。好印象を与える美しい文字を筆ペンで書くことが可能になるでしょう。大手で実績のある講座なので、安心して学ぶことができますが、講座選びには注意が必要です。